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芝浦工業大学建築学科 建築設計研究室 〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5 研究棟08-B-25 TEL : 03-5859-8409 FAX : 03-5859-8414 professor 堀越英嗣 ( ARCHITECT 5 ) 堀越研究室HPリンク( HH-Lab HP ) member master2 上田 将之 辻村 拓也 中村 優太 近藤 裕里 文 由佳 master1 荒武 優希 梅津 章一 門井 慎之介 塩飽 紘彰 鈴木 海 小林 多恵 堀口 拓 Bachelor4 赤池 伸吉 石塚 迅 春日 広樹 桐田 いずみ 黒部 駿人 斉藤 巧郎 清水 望実 成塚 翔太 平井 良拓 平野 陽 牧野 佳乃子 松下 洋紀 under graduate contact. horikoshi_master@ hotmail.com カテゴリ
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東京文化会館(1961年) 設計:前川國男 今回の見学ではホワイエ、大ホール、小ホール、舞台裏、楽屋など普段見ることのできない空間も体験することが出来た。 コルビュジエ、レーモンドの元で学び、モダニズム建築の旗手として、第二次世界大戦後の日本建築界をリードした前川空間は「日本的なるもの」を思考する上で重要な経験でもあったと思う。 初めに行ったロビー、ホワイエ、小ホールのホワイエは低い天井とスロープで分節された一つの大きな空間になっていた。思ったのは現代ではあまり感じない空間の重さ。コンクリートの量感、黒い天井、弱い照明、素材、が独特の重厚感をつくりだしていた。それと同時に黒、赤、青などの色、石など多くの素材、木目の表面とやわらかく角が丸められたコンクリートといった目で触れられる質感のある空間だった。 ホールでもそういった質感のある空間は続いた。面白いと思ったのは席にまばらにつけられた緑や青などの色のエピソード。上から葉を落とし落ちたところに色をつけたらしい。それはこのホール全体の印象を変えるものでもあるし、また演奏者からみて空席を感じさせないための仕掛けでもあるということだった。 全体を通してそういった空間の重厚感、目で触れられるという質感、人間の意識をあつかったデザインが感じられた。時代背景をぬきにして単純に落ち着けたし、どこか懐かしかった。 (さとうだいすけ)
by horikoshi_lab
| 2006-05-18 13:49
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